石原知事、パンダ復活「繁殖で日本製のパンダを」(産経新聞)

 東京都の石原慎太郎知事は12日の定例会見で、上野動物園で、平成23年の早い時期に北京市動物園からパンダのつがい1組を受け入れることを発表した。そのうえで、「(パンダの)繁殖に成功してもらいたいね。日本製のパンダも作ったらいいんじゃないか」と期待を示した。会見詳報は以下の通り。

 「上野動物園のパンダについてはですね、具体的条件等、中国側と交渉を進めてきましたが、今般大筋で合意しましたので、平成23年の早期につがい1組を導入することになりました。ま、料金も決して安いもんじゃないんでね、値切りました。向こうも折れてくれましたし。上野動物園は昭和47年に贈られたカンカン、ランランに始まって、一昨年まで36年間にわたって飼育、繁殖の実績と技術を持っておりまして、これを生かして、今後、さらなる繁殖研究などに中国と共同で取り組んでいきます」

 「この研究にあたっては、中国での野生動物の保護事業に対して、年間95万ドル、大体これ、100万ドルになるんですが、5万ドル値切りましてですな、年間95万ドルを支援することになります。パンダを導入することによって東京だけでなくて、全国の子供たちに希少動物保全の大切さを伝える教育効果も期待できると思います。東京都としては、生物多様性をはじめとする地球環境の保全に今後とも力を入れていきたいと思ってます」

 −−最終的に知事がオーケーされたと思うんですけども、そこに至るまでお考えは

 「何ていうんですかね、吸引力ある商品だったらしいし、統計も見ましたけども、うーん、上野動物園のですね、営業ということも考えなくちゃいかんのと。それから、調査しましたらですね、パンダの生息地でこの間、四川省で大きな地震ありましたね、街の復旧やパンダの保全にかなりの支援が必要だということのようが分かりましたんで。動物園の専門家によって、繁殖技術の同研究の十分意味もあると思いますし、世界中で愛されてね、珍しがられてる動物ですから。ただ、聞いてみると、東京で繁殖に成功した例じゃないんですな。ああいう野生の動物を動物園へ連れてきてどこが成功した事例があるか、つまびらかにしませんが、東京でも、そういう努力をしてみようということで、非常に強い要望があちこちからありましたんでね、決めました」

 −−費用面で100万ドルがどうなのだという話もあったかと思うんですけども、知事の中でも95万ドルというのは、妥当というか…

 「うーん、計量計算のできるものじゃありませんしね。高いお金出してブランド製品買って満足する人もいるし、それを軽蔑する人もいるかもしらんけども、特に子供たちがね、非常に関心集めて、やっぱり子供たちの人気が集中する商品のようですからね。それを備えることもやぶさかではないということですな」

 −−上野動物園もアイアイのすむ森とか、夏季の開園時間を延長したりとかして、入場者数がかなり戻ってきてますが。そのあたりも評価されたのかなとは思ったんですが

 「その一助になれば、さらにいいと思いましてね。ま、しかし、年間1億円ですか。決して安い買い物じゃないと思いますな。うーん、やっぱりそれだったら、そこでね、どういうのかな、あの、繁殖に成功してもらいたいね。日本製のパンダもつくったらいいんじゃないか。トキなんか努力して成功したわけですから」

 −−平成23年の早期というのは、22年度中に呼んできたいということになるんでしょうか。

 「さあ、それはどういうことなりますかね。向こうの体制もあることでしょうしね、そこまで詳しく私、分かりません。それでいいだろうということは、要するに認可しましたけども」

 −−さまざまなところからの要望とは

 「それは幼稚園、それからね、お客さんたち、お客様、さまざまな人がいるわけだから、ま、ということですな」

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元理事長に逆らえず「がんの疑い」山本病院事件(読売新聞)

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)の元理事長山本文夫被告(52)(詐欺罪で実刑判決を受け控訴中)らによる業務上過失致死事件で、肝臓の腫瘍(しゅよう)摘出手術で死亡した男性(当時51歳)について、逮捕された元主治医塚本泰彦容疑者(54)が逮捕前、県警の事情聴取に「良性とわかっていたが、山本被告の指示に逆らえず肝臓がんの疑いとカルテに記入した」と供述していたことがわかった。

 県警は逮捕した山本被告らが、説明を十分せずに手術を承諾させ、経験のない肝臓手術に踏み切ったとみて、動機を追及する。

 一方、県警は死亡した男性の日記の一部を公表し、がんと告知された2006年4月、男性は日記に「(説明は)外国語ばかりでわからない」などと記していたことがわかった。遺族の了解を得て公表された日記には、男性は塚本容疑者から告知を受けた翌月の06年5月初旬にも「手術しかないと言われた」とつづり、同下旬には「記号や言葉を言われたが外国語。ちんぷんかんぷん」と記していた。

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 今度は逃げないで−。上野動物園(東京都台東区)は9日、先月下旬の公開初日にサル山から逃走し、捕獲されたニホンザル「カジキ」を公開した。
 青森県の下北半島に生息する国の天然記念物「北限のニホンザル」で、逃走防止のために弱い電流が流れる柵をサル山の塀に設置した。
 ケージから放す際にはサル山に餌を用意したほか、職員約10人が取り囲んで警戒。当初はすき間に隠れる様子が多かったが、次第に落ち着いて餌も食べたという。
 カジキは雄で、先月24日、ほかの22匹とともに、サル山に放たれた直後、高さ約4.5メートルの塀を駆け上がって逃げ出し、同日夕に上野公園内で捕獲された。柵の工事が完了するまで非公開としていた。 

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橋下知事、私立高の実質無料化制度拡大の意向(読売新聞)

 大阪府の橋下徹知事が2日、就任2年(6日)を前に新聞各社などとの共同インタビューに応じ、4月から実施予定の年収350万円以下の世帯を対象にした私立高校授業料の実質無料化制度について、2011年度には対象を680万円以下に拡大する意向を明らかにした。

 財源などの課題はあるが、知事は「公立でも私立でも選べるという環境ができれば、大阪のすごい強みになる。何とかやりたい」と意欲を見せた。

 これまで取り組んだ財政再建の成果も踏まえ、「3年目は少し積極的なお金の使い方ができる」と述べ、具体策として私立高校の実質無料化制度を挙げた。

 4月からの制度では、私立高校生1万4000人が無償化になるが、年収680万円以下なら全体の約半数の3万3000人程度が対象になる。新たに30〜40億円が必要になる見通し。

 また、二酸化炭素を出さない電気自動車(EV)のタクシーを大阪市中心部に走らせる構想を披露。来年度にEV1台あたり100万円を業者に補助する制度を始めるという。

 夏の参院選については、「民主党が安定政権になるかどうかの選挙で、地方側が何か言えるような環境にならない」と指摘。各党に地方分権の実現を迫った昨年の衆院選とは異なり、積極的に関与しない姿勢を見せた。就任2年を迎えることには、「短いのか長いのか、わからないまま走っている」。再選出馬に関しては、「まだ2年。途中で言うのは恥ずかしい」と意思表示を避けた。

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小沢氏「首相から『ぜひ一生懸命頑張ってほしい』」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は8日夜、党本部で記者会見し、同日昼に首相官邸で鳩山由紀夫首相と会談した際に、首相が「ぜひ一生懸命頑張ってほしい」と、幹事長続投を支持したことを明らかにした。

 詳報は次の通り。

 【政治資金規正法違反事件】

 「まず、僕から。えー、それでは最初に私から申し上げます。えー、先週末に、検察当局の最終結果が出ましたときにも申し上げたことでございますけれども、私の政治資金団体のことに関連いたしまして、国民皆様に大変ご迷惑をおかけし、また同志皆さんに大変、ご心配、ご迷惑をおかけしたことを心からおわびを申し上げたいと思います。ただ、検察当局の公平公正な捜査の結論については、皆さんもご承知のとおり。私は従来から一貫して、不正なカネは受け取っていない、不正なことはしていない、いうことを主張してまいりましたし、皆さんのこの記者会見でも何度も申し上げたつもりでございますが、そのことが明白になったわけでございますので、その点につきましては、皆様のご理解とご認識をぜひいただきたいと思っております。いずれにいたしましても、このような皆さんにお騒がせするようなご迷惑をおかけするような行為が、今後ないように私自身もまた事務所のスタッフにもしっかりと、お互いに注意をして努力してまいりたい。そのように考えております。以上です」

 【首相との会談と世論調査】

 −−今日幹事長はお昼に鳩山首相とお会いになって幹事長続投について確認されたと思います

 「何について?」

 −−幹事長の続投

 「ああ、はあ、はあ、はあ、はあ」

 −−具体的なやりとりを教えてほしい。また週末の世論調査で、幹事長の説明に納得できないという答えが8割前後を占め、幹事長辞任を求める声も7割前後を占めています。その受け止めについてお願いします

 「はい。えー、今日、総理にお会いいたしましたのは、先週末、夕方遅くなりましたので、(週が)明けて、本日お伺いをいたしました。一問一答を詳しく申し上げるわけにはいきませんけれども、現在の参議院の候補者等の状況も選考状況もご報告しながら、今後、私自身がこの国会や選挙、最大の夏の選挙が目標になりますけれども、まず予算を通す国会、そして選挙。この報告をしながら、私がこの仕事をこういうことで続けていってよろしいか、というお話を申し上げました。総理からはぜひ一生懸命頑張ってほしい、ということでございました」

 「それから、うーん、政治資金関連の団体の説明ということでございますが、えー、この政治資金団体のことに関しまして、いろいろ他の方もたくさんおられましたけれども、現実に検察当局の強制捜査を受けて、あらゆること、捜査の対象となって、私自身も2度事情の説明をいたしました。その結果が今申し上げましたような結果ですから、これ以上の説明はないんじゃないかというふうに自分としては思っております」

 「それからもう一つは世論調査ですけれども、ここ1カ月以上にわたりまして、小沢一郎は水谷はじめ、その他のところからも不正なお金を受け取っていると、けしからん人物であるという類の皆さんの報道がずっと続きました。そしてその後の世論調査でございます。今度、そのような不正はなかったということが結果として明らかになったのでありますので、私の願いとしては、小沢一郎は不正な献金は受け取っていなかった。潔白だったという報道を同じように続けていただいて、その後に世論調査をしていただければ、そのときにコメントいたします」

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 愛知県がんセンター中央病院(名古屋市千種区)は5日、1月29日に同病院で同県大府市の60歳代の女性患者の肺がんの手術をした際、肺動脈を損傷し、2月1日に女性が死亡したと発表した。同院は今後、医療過誤の有無を調べるため、外部の医師や弁護士からなる「医療事故調査委員会」を設置する。

 会見した同病院の篠田雅幸院長によると、女性は右肺の三つに分かれた袋状の「下葉」と呼ばれる部位にがんがあったため、下葉の摘出手術を受けた。医師が下葉と上葉を分離する際、女性には、想定されていない血管があったことから、これを損傷し、出血した。

 止血のため、損傷した血管ではなく、肺動脈の本幹をテープ状のもので縛る作業をしたが、この際に本幹を損傷し、大量の出血があった。女性は出血性ショックで脳死状態となり、2月1日午前、死亡した。同院は1日、愛知県警千種署に通報し、篠田院長が事情聴取を受けたという。

 篠田院長は「重大な医療事故と受け止め、亡くなられた方とご遺族におわびを申し上げる」などと謝罪した。医療過誤に該当するかは「現段階では不明」とし、このため、専門家からなる外部委員会を設置し、3カ月程度をかけて調べるとしている。【月足寛樹】

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 公明党が、夏の参院選の比例代表候補である太田昭宏前代表(64)の擁立を撤回する方向で検討していることが2日、分かった。党の若返りが進まないとの異論があることに加え、惨敗した昨年の衆院選を代表として戦い、自らも落選した太田氏の参院へのくら替え出馬に対する批判が党内に根強いことが理由だ。
 太田氏は昨年12月、「任期中に66歳を超えない」とする党の定年制の例外として、比例代表候補で公認され、国政復帰を目指していた。党関係者は2日、太田氏の処遇について「各党が世代交代を進める中で、わが党だけが逆行するようなことをしていいのか。選挙戦にマイナスではないかとの判断がある」と指摘した。 

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 渡辺周・総務副大臣は31日のフジテレビの番組などで、民主党内の政治資金規正法の改正論議に関連し、「公設秘書や出納責任者が選挙違反で有罪になれば、(議員が)知っていようといまいと連座制が適用され、当選が無効になる。カネの問題でも連帯責任を考えれば、厳しくするべきだ」と述べ、同法を抜本改正して連座制を導入すべきだとの考えを示した。

 政治資金収支報告書の記載ミスなど形式的違反を連座制の対象とするかどうかは「ケース・バイ・ケースだ」としたが、「(議員と秘書が)一緒にやった場合はそれなりの重いペナルティーがあるべきだ」とも指摘した。

 さらに、都道府県選挙管理委員会に政治資金収支を監視する第三者機関を作ることも検討すべきだとの考えを表明。報告書についても、「議員本人が確認したとしなければいけない」と語った。

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「見えてはいけない映像」傍聴席に丸見え? 急にモニターずらす弁護人(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原17人殺傷 第3回公判】(1)9:59〜10:15

 《東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた加藤智大(ともひろ)被告(27)の第3回公判が5日午前9時59分、東京地裁で始まった》

  [図解]秋葉原駅前 事件現場の見取り図

 《前回公判では、事件の目撃者が証人尋問に立ち、当時の様子を「真っ赤な血の海が…」「戦場そのものだった」などと生々しく語った。今回も、検察側の証拠調べ後、平成20年6月8日の事件当日に秋葉原にいて事件を目撃した男性に対する証人尋問が行われる予定だ。証人の希望で、加藤被告と顔を合わせることがないよう、遮蔽(しゃへい)措置が取られることになっている。証人は、事件について何を語るのか》

 《午前9時58分、東京地裁104号法廷。職員が「傍聴人はすべて入廷しました」と告げた》

 《ほどなくして、向かって左側の扉が開き、加藤被告が入廷してくる。これまでの公判同様、黒いスーツに白いシャツ姿。いつものように傍聴席近くで被害者や遺族らが座っている方向に向け一礼し、被告席に着くと村山浩昭裁判長の方にも軽く一礼した》

 《加藤被告が座った長いすの前には、テーブルがあり、紙とボールペンが置かれている。加藤被告がメモを取るために用意されたようだ》

 《村山裁判長が、自分の腕時計を見た。時刻は午前9時59分だ》

 裁判長「若干早いですが、開始しましょう」

 《こう告げた村山裁判長は、まず、公判進行上の手続きについて、いくつかの説明を始めた。どうやら、検察側の証拠に誤記があったため、改めて証拠を提出し直すようだ》

 《通常、公判前整理手続き終了後に、新しい証拠が出されることは少ないが、検察官によると、誤記によって、ほかの証拠類と矛盾が生じてしまうという。村山裁判長は、弁護側に証拠採用に異議があるか尋ねた後、「では採用します」と告げた》

 《ここから、予定されていた証拠調べに入った。村山裁判長らのやりとりを、加藤被告は軽く背中を丸めながら聞いている》

 検察官「では、甲号証の取り調べに入ります。本日は、被告に襲われてお亡くなりになった方々、けがをされた方々の被害の状況について説明します」

 「ご遺体の写真や、けがをされた方の写真がありますので、大型モニターの電源を落とさせていただきます」

 《検察官はこう告げると、手元の書類に視線を落とした》

 検察官「まず、中村勝彦さんの司法解剖の経過からです」

 《最初に説明するのは、加藤被告が運転するレンタカーのトラックにはねられて殺害された中村勝彦さん=当時(74)=の被害の状況だ》

 検察官「死因は右肺臓挫傷、胸部大動脈破裂および肝破裂でした」

 《その後、細かく被害の状況を説明する検察官》

 検察官「では、ご遺体の写真を示します」

 《法廷内の大型モニターは真っ暗なままだが、裁判官や検察官、弁護人、加藤被告の前にあるモニターには遺体の写真が映っているようだ。加藤被告は、表情こそ変えないものの、瞬きが早くなった》

 検察官「次に被害者Aさんの証拠について…」

 《続いて、中村さんと同様、加藤被告の運転するトラックにはねられ殺害されたAさん、川口隆裕さん=当時(19)=の傷の状況について説明していく》

 検察官「次は被害者Dさん…」

 《検察官がトラックから降りた加藤被告に、ダガーナイフで背中を刺されたDさんのけがの説明をしている最中、別の男性検察官が、なにやら体を動かし始めた。その体の動きはどんどん大きくなり、ついには、軽く立ち上がりかけるまでに。どうも、向かい合っている弁護人の方に合図を送っているようだ》

 《検察官の動きに気付いた弁護人が、急に手元のモニターの角度を変えた。モニターは、傍聴席に見えないよう、角度をつけておかれているが、どうやらその角度が甘く、傍聴席からモニターが見えるのを懸念した検察官が、見えないように措置するよう、合図を送っていたようだ》

 《加藤被告はそんな出来事を特に気にする様子もなく、モニターをじっと見つめている》

 =(2)に続く

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